「NO」マーク問題その4(大阪府 東大阪市 ほか)2018.5.5


もしかしたら、僕たちが気付かないうちに、この世界は少しずつ歪んできているのかも知れない。

* * *

久しぶりに体を動かそうと、東大阪の上石切から定番の生駒山越えに出かけた。行楽日和のいい天気である。

新緑が目に眩しい

辻子谷を過ぎた辺りで(今まで気付かなかったが)鳥獣保護の表示板が目に入った。

小川の橋に掲示された警告看板  鳥獣保護の看板のようだが・・

こ、このマークは・・・

いのしし等捕獲禁止。でもこのマークって・・

いわゆる偽「NO」マークにここでも出合ってしまった。あちゃー。

一応あらためて解説すると、内の斜線が逆 (誤:→正:)なので、 「禁止」を示す「NO」マークになってない。

2羽の鳥がこの間違った斜線を支えている構図。まさかこいつらが斜線いじったのか?


ついでに言うと、隣の注意板もちょっと気になる。

いのししがでます。このなかにはいってはいけません!

「いのししがでます。このなかにはいっては いけません!」


・・いのししが出ようが出まいが、この川の中に入るのがそもそも危ないと思う。

警告板の先は川。いのしし関係ないやん。


* * *

別のとある日、今度は桃谷商店街で偽「NO」マークに遭遇。

商店街のアーケードの柱にところどころ警告板が。

「犬の糞尿お断り」しかしマークは偽物

うーむ、犬のイラストが可愛いのに禁止マークが偽物とは。とほほ。

腐海は着実に広がっている・・(by ユパ様)


この偽"NO"マークの啓発は「俺のライフワークになるに違いない」とか前に冗談で書いてたが、 なぜこんなに多くの間違ったマークが世に出回っているのか。

道路によく立っている「駐車禁止」の標識を見ればすぐ間違いに気付くと思うのだが、これだけ多いと何だか・・。

仮説:「右利きの人が斜線を描くのに""のほうが描きやすいので無意識のうちに正しい図形と捉えてしまう」とか。 心理学の研究テーマとして良さげかも。


ちなみに、全世界でアルファベットの「N」を「И」でもOKにしてしまえばこの問題は解決する。それにより発生する問題のほうが遥かに大きいけど。



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